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2008年9月

苦しみの中でも

毎日子供を保育園に迎えに行く。

子供はすぐに帰りたがらず、他のお友達とまだまだ遊んで

いたい。だからしばらくの時間、クラスの子たちと息子が

遊ぶ様子を眺めている。

2歳児クラスとはいえ、子供たちは友達と関わって遊ぶ

ことができるようになってきた。

しばらく見ていると、3分に一回は何らかのトラブルが

起きる。言い争い、叩き合い、押し合い、泣き・・・

まだまだ赤ちゃんぽさが残る子供たち。

でも、これが人間の本当のところ、本性、という気がする。

私たち大人も、心の中で考えていることを表に出して

しまえば、それこそ数分に1回くらいのぶつかり合いが

あるのではないか。家族でも、職場でも・・・

皆、必死の思いで感情を胸にしまいこんでいるから、

トラブルは少なく見えるかもしれないけれど。

私のような小さな職場でも、先生との感情のすれ違い、

ぶつかり合いが毎日あり、瞬間瞬間、もの凄い嫌悪の

気持ちになる。大人だから、ググッと苦しさを胸に

とどめる。

大きな職場だったら・・・

毎日どのくらいのベクトルのぶつかり合いがあるのだろう。

悔しくても言えない、悲しくても泣けない、辛くても我慢、

そうやって毎日、必死で仕事をしている人たち。

世の中、バイトだ、派遣だ、給料安い、皆自分の境遇を

嘆くけれど・・・

私からすれば、そんな中でも必死で歯を食いしばって、

汗と涙を流しながらも投げ出さずに働き続けている。

それが何より尊く思える。

社会に関わっている自分たちを、誇りにしよう。

きっと報われる日がくるから。

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31歳にして立つ

美容師になって・・・

苦節四年。

やっとやっと

1人で店に立つ日がやってきた。

こんな田舎の、小さな美容室でも

一日たった一人のお客様の施術でも、

パート・アルバイトで外で8Hフルタイムで働いているのと

同じだけの収入になる。

空いた時間は、家事や食事の下ごしらえ、

息子を保育園まで自転車で迎えに行って、

ゆっくり遊ばせて帰ることができる。

今思うことは、本当にありがたい・・・という一言。

ここまで来るのは大変だったけど、

今はこの仕事に救われて、助けられている。

明日からも、責任は全て自分が持つ。

お客様の相手は真剣勝負。

絶対上手く成し遂げる、という気持ちで、

明日もお仕事頑張ります。

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人への働きかけ

うちの庭の隅っこに、枯れたサボテンが捨てられていた。

それはもうたぶん、私が気づく何ヶ月も前からそこに置か

れていたもので、ブヨブヨなような、カラカラのような、

明らかに「死んでます」といった状態だった。

なのに、トゲだけは、今でもするどく太くとがっていて、

いまだにこちらを睨んでいる。そう、この瞬間もまだ

丈夫に。

周り全てが無くなっても、トゲだけは残る。

なんか、人とよく似てるな、と思う。

過去にあの人から言われた言葉。

どんなに時間がたって周りが変わっても、あのトゲだけは

心に刺さって残ったまま。

また過去に、私も誰かを傷つけて、そのトゲがその人に

まだしっかりと残っていると思うと、とてもしんどい。

あの人を笑わすには、どうしたらいいだろう。

人を悲しませたり、苦しめたり、不快な気分にすることは、

一瞬でできる。何か恐ろしい言葉を一つ投げつけるだけ。

1秒で十分だ。

なのに、人を幸せに、楽しく、笑わせるには時間が

かかる。

どちらも同じ、人への働きかけ。同じ作用な気もするが、

幸せの方への作用は、どうしてこんなにも難しいの

だろうか。

あの人を、すぐに楽しませることができたらいいのに。

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